経営情報学会2021全国研究発表大会に参加して

 もう暫く前になりますが、11月中旬に武庫川女子大学経営学部で開催された経営情報学会2021年全国研究発表大会に参加しました。ワクチンの2回接種によりコロナ感染も収まりを見せ、まだオミクロン株感染もなかった時期でしたが、コロナ禍での開催と言う事で、初のWebと会場でのハイブリッド開催となりました。会場参加には、ワクチン接種2度が完了している事が条件となっていました。知人が経営学部教授として教鞭を取っていた事もあり、現地参加しましたが、現地参加は全体の2割程度でした。以前の学会では、会場で講演者と参加者が白熱した議論を戦わせ、また初対面の参加者同士が交流を持つ姿が散見されましたが、発表者の殆どもWeb参加であった今回の会場には、そうした雰囲気はあまりありませんでした。 ただ、アフターコロナの時代となっても、ウィルスと共生していく世の中では、こうした開催方法が主流となるのではと思えます。従来の良き慣習が保たれない一方で、Web参加の利便性により、参加者の間口が広がるのではとも思われました。 浅薄であったが故に開催校であった武庫川女子大の規模とキャンパスの充実度にも驚きました。80年以上の歴史を持ち在籍数も1万人を超え、優秀な学生も多く、関西女子大御三家に迫る勢いとの事。今回の会場でもあり、2020年に新設された経営学部が入っている公江記念館は、近代的な様式のホテルの様な建築物でした。こうした恵まれたキャンパス環境が、コロナ禍により十分学生に活用されていない事は残念でなりませんが、こうした大学や大学教育のあり方もまた、アフターコロナの時代に向かって変わって行くのでしょう。

2021年11月19日